協会初の無人サテライトオフィスをオープン

㊧大山総務委員長　㊨堀田本部長

　全日本不動産協会大阪府本部(堀田健二本部長)は10月1日、大阪市中央区にサテライトオフィスを開設、業務を開始した。同日午前10時から関係者が集まり、開所式が執り行われ、その後、堀田本部長と大山和俊総務委員長によるテープカット式が行われた。
 
　不動産に関する相談をリモートで対応する。名称は「天満橋サテライトオフィス」。近くには同協会大阪府本部もあり、広報活動の拠点としてのシナジー効果を期待する。

　大阪府を地盤とする同協会が窓口受付を行わない無人サテライト拠点を設けるのは、今回が初となる。

 　オフィス内には不動産に関するカタログを用意し、自由に閲覧できる。問い合わせは設置された電話で本部職員がリモートで応対。受付時間は平日の10時～16時。時間外対応として、オフィス入口に設置されたタッチパネル式の予約システムと連携したデジタルサイネージからQRコードを読み取り24時間予約可能。

　今後は開業支援や事業承継、一般消費者向けの各種相談会を開催する予定。併せて、宅建業免許申請を代行する大阪府行政書士会とも連携を図り、新規入会促進につながる取り組みも進めていく。

　今回の開設に当たり、堀田本部長は「利便性の高いこの場所で、一般消費者が求める有益な情報を発信し、全日大阪の新たな広報拠点として、さらなる発展に向け、地域に根ざした活動を続けていく」とあいさつ。

　大山委員長は「一般消費者が気軽に相談できる場として情報提供していきたい。一方で、全日大阪の方針でもある『会員増強』を目指し、新規入会者の獲得に向けた取り組みにも注力していく」と期待を込めた。

（2021年10月12日号住宅新報掲載）